アレキシサイミア(感情失認)
アレキシサイミア (Alexithymia)
自分の感情がわからないという性格特性のこと。米国の精神科医のシフネオスによって提唱されたということです。
精神的ストレスから身体に不調をきたした患者の多くに,自分の感情の理解や説明 が難しかったり,心理的なことがらに鈍感であっ たりする傾向を見出し,こうした症状をアレキシサイミアと名付けた。アレキシサイミアは日本語 で「失感情症」と訳されることも多いが,必ずしも感情が平板になったり失われるということで はなく,経験している感情を同定したり識別する ことができなかったり,これを表現できないと いうことがその本質であると考えられる
福島宏器. (2018). 身体を通して感情を知る―内受容感覚からの感情・臨床心理学―. 心理学評論, 61(3), 301-321.